語学学習において高い成果を出すためには学習時間の確保だけではなく、学習効率UPと学習の継続が欠かせません。
1人で効率的に勉強するのは限界が…。
そこで、中国語学習サービスの利用を検討しますが、色んな種類があります。
- 従来型の中国語教室
- オンライン中国語レッスン
- オンライン中国語コーチング
結論から言うと、この中でオンライン中国語コーチングがオススメです。
価格は高めだけれど、短期間で高い効果が得られ、
価格・得られる結果・時間のバランスが良いからです。
しかし、中国語コーチングはまだ認知度があまり高いとは言えません。
そこで今回はコーチングについて解説していきます。
- コーチングとレッスンは何が違うの?
- コーチングのメリット・デメリットを知りたい!
- コーチングをオススメできるのはどんな人?
えなみち(@Enamichi7)
・OA機器メーカーのエンジニア
・仕事で2018〜2020年に中国・深圳の工場に2年間駐在
・HSK3級
・中国語検定3級
詳しい自己紹介はこちら
コーチングの基礎知識

コーチングは、相手への問いかけを通してその人自身が成長していく過程を支援する人材開発の一つです。
教師と生徒のように教えることによって成長を促すのではなく、あくまでその人自身が持つ考えや視点に気づかせることで、自発的な成長を導いていくことが特徴です。
例えば:
一回夜更かしして、朝起きれなかった日があったので…
どう行動しますか?
寝る時間が遅くならないように、
就寝時間にタイマーかける!
といった感じで、対話しながら相手の中にある「答え」を引き出します。
中国語コーチングのメリット

専任コーチが二人三脚で学習をサポートしてくれる!
- 受講生一人につき、専任のコーチが1人付く。
- 受講生の学習を計画立案〜日々の自己学習まで、レッスン以外の時間も徹底的にサポート
- 中国語学習の目的、現状のレベルや強み・弱みに応じて、最も効率的な学習方法を一緒に考える
- 学習計画に基づいて日々の自己学習の内容や時間をしっかりと管理してくれる
特に仕事が忙しい人には恩恵が大きく、短期間で無駄なく中国語を学べます。
高いモチベーションが保たれる
- コーチングの主体は、コーチングを受ける人自身
- コーチは、その人がやりたいこと・考えていることを引き出す支援を行う存在
- コーチが一方的に指示したり教えたりすることは基本的にない
コーチングは受ける人の能動的な行動を引き出す手法のため、誰かに「やらされる」のではなく「自分が主体である」というマインドになります。
人は自らで選択したことに対して高いモチベーションを発揮します!
自ら考えて行動・継続する力が身につく
コーチングを取り入れた語学スクールでは通学期間中の学習PDCAサイクルをしっかりと回すことを重要視します。
最初に立てた計画や学習方法が合わなければ、随時修正を加えて、自分ならではの学習スタイルを確立することができます。
「何を」「どのように」「どれだけ」やれば成果が出るのか明確になるため、通学期間終了後も自分で学習を継続できるようになります。
以下の動画で語学コーチングの特徴について説明していますので、参考にしてください。
中国語コーチングのデメリット

受講料が高い
他のオンライン中国語スクールと比較して、受講料が高いです。
コースは3ヶ月〜1年まで様々にありますが、月額費用で5万円~10万円程度が相場となっているため、申し込みにはそれなりの覚悟が求められます。
ただ、語学学習の費用は自己投資なので、投資対効果が得られるのであれば問題はありません。
受講料の高さがスクリーニング効果を果たし、結果として周りの受講生の本気度も非常に高いです。
卒業生向けのコミュニティを用意しているコーチングスクールもあり、目的意識の高い中国語学習仲間を作りたい人にとっては大きなメリットです。
また、中国語・英語の能力が昇格条件になっている会社もあり、年収アップにつながります。
「中国語検定3級以上」か、「TOEIC600点以上」
と定められています。
こういったメリットも考えれば、むしろお得だと言えます。
自己学習時間の確保が大変
コーチング式のスクールでは、レッスン以外の時間も含めた日々の学習時間の確保が求められます。
学習時間を確保するために専任のコーチがサポートはしてくれますが、最終的には受講生の努力と意識に委ねられます。
通勤時間中のリスニングなども含めて毎日数時間程度の自己学習を求められることがほとんどです。
そうした学習時間が確保できない方は、「代わりに何の時間を減らすのか?」をしっかり考えて時間を捻出する必要があります。
時間の確保については、以下の記事でもう少し詳しく書いています。
具体的にどうやって確保すれば良いのか悩んでいる方は是非一読ください。
>>【中国語学習の続け方】初心者が知っておくべきコツ3選
ティーチングとコーチングの違い

従来型のティーチングと、今回紹介しているコーチングの特徴は以下の通りです。
ティーチング | コーチング | |
---|---|---|
特徴 | 従来の教育方法。 先生が持っている知識を受講者に教える。 |
対話を通して、受講者の中で持っている「最適解」を引き出す。 |
コミュニケーション | 先生→受講者の一方通行。 | コーチと受講者の双方向。 |
メリット | 速いスピードで育成できる。 | 受講者の自己学習能力を上げることができる。 タイプに合わせて柔軟にカリキュラムを変えられる。 |
デメリット | 教えられる側を受け身にさせる。 人によってタイプが違うので、合わない場合は辛い。 |
ある程度時間がかかる。 |
適した場面 | ゼロから基本的な知識を教えるとき。 | 自発的な行動を促したいとき。 |

一般的な中国語スクールへの通学やオンラインレッスンの場合、ティーチングが中心ですが、受動的な学習ではほとんど定着しない、という研究結果があります。
レッスン以外の時間については受講生一人一人の自主性に任されて、誰かに強制されるわけではないためやはり長続きしないケースがよくあります。
また、「ティーチングで教わった通りにはできるけれど、自分一人ではできない。」
という状態では、いつまでたっても自分の言いたいことを書いたり話せるようになりません。
コーチングを取り入れているスクールであれば、自立して能動的に勉強できるようになるようサポートしてくれるのでティーチングだけの語学学習より効率的です。
中国語コーチングをオススメできる人・できない人

ここまで中国語コーチングの特徴やメリット、デメリットについてご紹介してきました。
これらを踏まえて、コーチング式のスクールは以下のような人にオススメできると言えます。
- 忙しくて、自分で時間管理が難しい人
- 中国語学習に対してある程度の投資は惜しまない!という人
- これまで中国話教室やオンラインレッスンをやってきたが伸び悩んでいる人
逆に、中国語コーチングをオススメできない人は以下の通りです。
- 自分で時間管理ができる人
- 中国語学習に対してそんなに投資できない人
- 既に自分に合う勉強方法を確立できている人
中国語コーチングを検討してみようかな?と言う方には、以下の記事で中国語コーチングスクールの比較を行なっています。
あなたの中国語学習の一助になれば幸いです。

(=゚ω゚)ノ再见!!
|彡サッ