中国語学習はには3つ要素が必要です。
- 正しく効率的な勉強方法
- 毎日一定の勉強時間の確保
- 勉強の継続
この中で特に難しいのが「勉強の継続」です。
やる気が続くなら苦労しないよ…という方が多いと思います。
しかし、頑張らなくても勝手にやる気が出てくる方法があったら…?
ぜひ試してみたいですよね。
この記事では、中国語学習で一番の壁となる「やる気」をコントロールする方法について、『神モチベーション「やる気」しだいで人生は思い通り』という本を読んで、重要なポイントだけをまとめました。
これであなたも「勝手にやる気が出る状態」になれる!
結論から言うと、「勝手にやる気が出る状態」になるには4つのポイントがあります。
- 「ギャップモチベーション」を利用する!
- 脳の特性を知って、「自分設定」を変える!
- 「感情を込めて」自分を3回ほめる!
- 人間関係を整える!
えなみち(@Enamichi7)
・OA機器メーカーのエンジニア
・仕事で2018〜2020年に中国・深圳の工場に2年間駐在
・中国語検定3級
・2021年8~10月Ciiitz(シーズ)を受講
3カ月間毎日勉強を継続して累計180時間超
・2021年12月にHSK4級合格(听力,阅读,写作 それぞれで8割超)
「ギャップモチベーション」を利用する!

モチベーションには3種類あります。
- ハイモチベーション
- アクションモチベーション
- ギャップモチベーション
①ハイモチベーションは、いわゆる気合を入れてやる気を高めるもの。
一番イメージしやすいですが、急に上げたものは下がるもの。
持続が難しいです。
②アクションモチベーションは、とにかく動いてしまえば、モチベーションがついてくるというもの。
効果はありますが、動き出すまでが大変です。
いつでもできたら苦労しません。
③ギャップモチベーションは、脳が「現実」と「記憶」のギャップを埋めようとするもの。
電車に乗り遅れるから急ぐ!と同じ感覚で、「やりたいからやる!」と気がついたら勝手にやる気が出て、誰よりも行動してしまっていた。という感覚なんです。
引用:『神モチベーション「やる気」しだいで人生は思い通り』 p.8
では、どのように「記憶」をギャップモチベーションにつなげるのでしょうか?
未来記憶でギャップをつくる
未来記憶とは強い感情で「こうなりたい!」と想像した未来の姿です。
ポイントは感情を込めて実現した時の場面を鮮明にイメージ・もしくは体験することです。
そうすると脳が未来記憶として保存してくれます。
未来記録と現実の間でギャップを感じると、意思に関係なく脳が自動的にギャップを埋めようとします。
オリンピックに出場する一流アスリートが4年間も淡々と努力し続けられるのは、「金メダルを取った自分」の未来記憶と「今の自分」のギャップを感じて、
「練習しないと金メダルなんて取れないよな」と自然と練習に足が向くようになるからです。
「未来をイメージする」ことは分かるけれど、どうやって「未来を体験」するのか?
行きたい大学があるなら、実際にキャンパスへ行ってみるなど、想像した未来の雰囲気を体験してみることが効果的です。
中国語学習なら中国語使う場面を想定して「ネイティブの講師と会話練習する」などが良いですね!
過去記憶でギャップをつくる
一方、過去記憶は過去の頑張り・失敗の体験すべてです。
中国語学習なら…
- 言いたい言葉が出てこなかったから、単語をもっと覚えないと!
- 発音を褒められたから、今日も音読かんばろう!
成功も、失敗も体験の数が多いほど、ギャップを感じることができる機会が増えます。
つまり、ギャップモチベーション=「やる気」が生まれる機会が多くなります。
日常でいつもと違う体験を増やすことを意識するだけで、どんどん行動的になり、目標を達成できるスピードも上がっていきます。
以下の動画で『神モチベーション』の著者の星渉さんが「体験をする」重要性にについて話しています。
脳の特性を知って、「自分設定」を変える!

脳を味方につけないことには、「勝手にやる気が出る状態」にはなれません。
そのための2ステップがあります。
- まずは体調を整える
- 「自分設定」を変えてやる気を「全自動化する」
まずは体調を整える
眠いのをガマンして中国語学習を頑張ったところで、脳はあなたの味方をしてくれません!
「先に体調を整えろ!」と脳から指令を出している状態なので、集中力と行動力が削がれています。
睡眠時間を削ってはダメ!
「勉強時間の確保」は「やめること決める」ことで解決できます。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
≫【中国語学習の続け方】初心者が知っておくべきコツ3選
「自分設定」を変えてやる気を自動化する
脳は体の中でもたくさんのエネルギーを使うため、省エネ機能がついています。
「いつも通り」でいいよと、勝手に行動を選びます。
その「いつも通り」を『神モチベーション』の中では「自分設定」と呼んでいます。
本の中では「自分設定」を知るための質問が17問用意されています。
「自分設定」の中には、自分の理想にたどり着けないものもあるはずです。
その「自分設定」をます1個だけ変更してみます。
例:目標は3カ月以内にゼロからHSK3級合格
- 質問:隙間時間であなたは何をしていますか?
- 自分設定:アプリで漫画を読んでいる
- 新しい自分設定:隙間時間に単語アプリを開いて単語を覚える
かなりストイックですよね?
そこで、新しい自分設定は「難易度を1/2にしてルール化する」ことが継続するポイントです。
つい漫画アプリを開かないようにアプリ削除して、スマホのホーム画面は単語アプリのみにしました。
どうしても必要なアプリは2ページ目以降に置きます。

この状態で「隙間時間ができたら単語アプリを開く。」
なんだかできる気がしませんか?
そして、このルールを実行したときの未来記憶もちゃんとつくると、「ギャップモチベーション」を自動化できます!
続いて、「未来記憶をつくる」時のコツ紹介します。
「感情を込めて」自分を3回ほめる!

『神モチベーション』では「感情」こそがギャップモチベーションを生み出す1番重要な要素としています。
具体的には、「理想とする行動」をできた自分に対して”エアガッツポーズ”することをオススメしています。
できれば、声を出して、ガッツポーズをしながら(体を動かしながら)するのが最強です。
なぜなら人間の記憶は脳のいろんな部位にたくさん刺激を与えた方が記録に残りやすいからです。
引用:『神モチベーション「やる気」しだいで人生は思い通り』 p.107
声を出すのが難しい場合が多いので、声を出さない”エアガッツポーズ”をしながら、心の中で3回思いっきり自分ほめてみましょう!
特に日本人は喜んだり、感情を爆発させることを遠慮しがちなので、かなり効果を得られます。
筆者も実際に早起きして朝活ができた自分を「オレすっげーじゃん!」と心の中でほめながら”エアガッツポーズ”を3回やってみました。
やる気が倍増して、この記事の執筆が一気に進みました!
だまされたと思って試してみてください。
人間関係を整える!

人とのつながりや、思いやりを感じるだけで、ギャップモチベーションで生まれるやる気が発生しやすくなるということが研究で分かっています。
≫ジョン・ボウルビィの愛着理論(外部サイト)
自分には頼れる人がいる、と認識するだけで良いです。
ギャップモチベーションでやる気をつくり出し、さらに信頼できる人がいる状態が最強の環境と言えます。
中国語学習は孤独になりがちです。
そこで、中国語学習者にしっかり伴走してくれる中国語コーチングを利用することがオススメです!
中国語コーチングって何?というかたは以下の記事が参考になります。
≫社会人におすすめ!中国語コーチングの魅力とは?
まとめ:やる気の秘訣は「ギャップ」を利用すること

おさらいすると、「勝手にやる気が出る状態」になるポイントは4つあります。
- 「ギャップモチベーション」を利用する!
- 脳の特性を知って、「自分設定」を変える!
- 「感情を込めて」自分を3回ほめる!
- 人間関係を整える!
『神モチベーション』の中では今回紹介した以外にもいろいろなテクニックが紹介されています。
また、本の最終章ではテクニックを実践して最初の一歩を踏み出せるよう、具体的なトレーニング方法をLv.1~9に分けて解説しています。
実際に本を手に取って試してみてください。
すべてクリアできれば、中国語学習のみならず、人生を変える第一歩を踏み出せるかも!?
これで中国語学習の3要素の対策がそろいましたね!
この記事があなたの中国語学習の助けになれば、うれしいです。
再见!(=゚ω゚)ノシ
|彡サッ