中国出向を経て、中国語を読むのはある程度できるようになったものの、話すことに対して苦手意識が拭えない…。
仕事では普段から中国工場の現地スタッフとのやりとりも多いので、働きながらでも効率的に中国語の特訓をしたいと思い、中国語コーチングCiiitz(シーズ)という中国語学習者向けコーチングの「中級コース」に入会しました。
中国語コーチングCiiitzを選んだ基準は、比較記事で書いています。
≫【徹底比較】おすすめのオンライン中国語コーチングスクール5選
本記事ではCiiitzでコーチングを受けながら、実際に実践した3カ月間の中国語学習の内容をそのまま公開してます。
Ciiitzは2020年9月から始まったサービスで情報が少ないため、
この記事があなたの中国語コーチング選びの一助になれば幸いです!
- 中国語コーチングを受けて実際にどんな勉強をしているのか、知りたい
- 週に何時間くらい中国語の勉強に使っていたの?
- コーチングを受けてよかったこと、大変だったことを知りたい
卒業後にインタビューも受けました!
話した内容をそのまま文字お越しされているので、ありのままの様子が読めます。
≫【受講生インタビュー#3】えなみち様(外部サイト)
かなりのボリュームなので、結果を知りたい!という方はまとめへ飛べるようにしました。
≫3カ月の中国語コーチングで得られたこと
「そもそも中国語コーチングって何?」という方は以下の記事を参考してください。
≫社会人におすすめ!中国語コーチングの魅力とは?
えなみち(@Enamichi7)
・OA機器メーカーのエンジニア
・仕事で2018〜2020年に中国・深圳の工場に2年間駐在
・中国語検定3級
・2021年8~10月Ciiitz(シーズ)を受講
3カ月間毎日勉強を継続して累計180時間超
・2021年12月にHSK4級合格(听力,阅读,写作 それぞれで8割超)
Ciiitz実践1か月目
久しぶりの中国語学習と、初めての中国語コーチングで、緊張しながら最初の1ヵ月がスタートしました。
1週目(8/1~8/7)
良かったこと・がんばったこと
- 毎日能動的に中国語のシャドーイングを継続。
- テキストの単語や文法を使って毎日作文と音読し、コーチに両方を添削してもらった。

反省点・改善点
- 寝る前の学習時間が効率的ではなかった。
夜の勉強が眠すぎる…。
- 次週に向けて
-
- 学習時間変更(朝に集中的にやる)
- ディクテーション(音源を聞いて、中国語で書き取り)をやる
- 出社日の通勤時間に聞き取り練習(継続)
- YouTube活用:気になった単語・フレーズを抜き出す(再生速度調整)
2週目(8/8~8/14)
1週間の学習時間
16:25(累積学習時間 31:20)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT5~8)
良かったこと・がんばったこと
- 朝起きれなかった分を隙間時間で補えた。
- 隙間時間のほうが集中してシャドーイングやリスニングできた。
- 語学学習に活用できそうなYouTubeの発掘。
- 次週に向けて
-
- 朝に勉強時間を集中させるのではなく、分散させる。
- 昼間に語彙勉強をし、朝はそれを基に作文するなど、勉強内容をルーティン化する。
- 正しい四声で発音できるスピードで音読する。
- 中々覚えられない単語は百度など現地の検索エンジンで検索して例文を拾う
3週目(8/15~8/21)
1週間の学習時間
15:15(累積学習時間 46:35)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT9~11)
反省点・改善点
- 学習時間のルーティン化ができなかった。
- 2週目で見ていたスピーチやニュースの解説動画は勉強になるものの、レベルが高すぎた。
お盆で生活リズムが崩れてしまい、
学習する時間も内容も行き当たりばったりに…
- 次週に向けて
-
- 学習の前に「どこまでやるか」を明確に決めてから開始する。
- ダラダラ机に向かわない(特に週末)
- 興味が湧きにくいテキストの単語で自分が使いそうな例文を拾い「自分事化」する。
4週目(8/22~8/28)
1週間の学習時間
13:20(累積学習時間 59:55)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT12~14)
良かったこと・がんばったこと
- 自分が使えそうな例文を拾ってくることにより、語彙の暗記力が向上した。
- 発音が向上してきた理由を言語化することをコーチ促してもらった。
→文を一歩下がって俯瞰し、「話の根幹がどこなのか?」に意識を置く
リスニングの力を伸ばすヒントを以下の動画から学びました。
中国語同時通訳者が伝える、リスニング力の問題とその解決方法<要点>
- 単語・慣用句を知らない:ノートに単語を書きなぐる、
中国語単語→日本語訳/日本語単語→中国語訳をひたすら声に出して頭に叩き込む - 文法に対する理解が浅い(聞いて即座に反応できるまでは自分のモノになっていない):
例文を声に出して覚える。とにかく使っていく。作文する。サイトトランスレーション - 長い文章を聞いて、全体像がつかめない
③-1:文法に対する理解が浅い
「知っている」→「使える」ようにして、言葉を掴みに行く。
③-2:接続詞がわからないので、文の関係が理解できない
③-3:単語の理解が浅い:語彙力を横に広げるだけでなく一つ一つの単語の理解を深める。
音読もオススメ
一歩下がって俯瞰で見て、話しの根幹は何か?大まかな意味を捉えるようにする。
反省点・改善点
- 勉強時間の確保不足(朝起きれない)
- 調子に乗って音読スピードを上げようとすると、発音がガタガタ…
- 次週に向けて
-
- 学習の前に「どこまでやるか」を明確に決めてから開始する。(先週から継続)
- 早く起きれるように早く寝る
5週目(8/29~9/4)
1週間の学習時間
14:05(累積学習時間 74:00)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT15~18)
良かったこと・がんばったこと
- 隙間時間をうまく活用して、朝起きれない日でも学習時間をかくほできた。
- HSK3級の模擬テストで9割超え
反省点・改善点
- 単語の暗記をサボり、小テストで前回間違えた単語をまた頭に入っておらず、壊滅的…。
- 例文を拾っているが、音読するときはピンインを見すぎていて、漢字で覚えられていない。

- 次週に向けて
- ピンインなしで学習してみる
- ディクテーション学習開始:目的は「音を聴いて、漢字を思い浮べることができるようになること」
- ピンインなしで学習してみる
Ciiitz実践2か月目
徐々に慣れてきた2カ月目。
基礎は身についてきたので、ディクテーションや動画を取り入れて、リスニングを鍛えていきました。
6週目(9/5~9/11)
1週間の学習時間
14:50(累積学習時間 88:50)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT18)
良かったこと・がんばったこと
- HSK公認テキストを使って、音源から聞き取って漢字で書き取り(ディクテーション)開始。
定着していない単語や文法が明確になった。 - Amazonプライムで見られる中国映画のオンライン鑑賞会に参加。
中国学習者や講師の方と交流できた。
反省点・改善点
- 四声を振った状態じゃないと安定して音読できない。
- “zi”の発音が”zu”になっていた。コーチから教えていただき、スマホの音声認識で練習。
8割は”数字”、2割は”柚子”で認識。四声も気を付けないと…。
- 次週に向けて
- ディクテーション学習継続:目的は「音を聴いて、漢字を思い浮べることができるようになること」
- 四声を覚えるために、リピーティング練習も行う(音源を1文聞いた後でリピート)
- ディクテーション学習継続:目的は「音を聴いて、漢字を思い浮べることができるようになること」
7週目(9/12~9/18)
1週間の学習時間
13:20(累積学習時間 105:10)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT18,19)
良かったこと・がんばったこと
- ディクテーション:聞いて書きとれる量が増えてきた。
- 隙間時間に昔のNHKの中国語講座の番組で基礎を復習。
反省点・改善点
- ”非常”や、”还要”など基礎的な単語も文中だと他の声調に引っ張られて、間違って発音していることが度々…。一度ついた癖を直すのは中々大変です(^^;)


- 次週に向けて
- ディクテーション学習継続
- 中国語に関連するものに触れていれば全て学習だ、と開き直る!
→自分の学習を肯定する(自己肯定感ならぬ自習肯定感を持つ)- 単語や文法の用法:現地の検索ツールを駆使してリサーチする練習をする
8週目(9/19~9/25)
1週間の学習時間
14:25(累積学習時間 116:35)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT18,19)
良かったこと・がんばったこと
- ディクテーション:聞いて書きとれる量が増えてきた。
- 最近読んだ本で「集中して勉強しないと身に付かない…」とあったので、
メリハリを意識した。
反省点・改善点
- 日常の出来事をコーチに話そうとしたが、しどろもどろ(゚ω゚)チーン
時間を掛けてなんとか単語を並べるので精一杯でした…。 - 過去に学習した単語が抜け落ちやすい。
単語の小テストではまだ正答率65%…(´ω`;)
- 次週に向けて
- ディクテーション学習継続
- 普段から中国語で物事を考える癖をつける
→「この場合、中国語ではなんと表現するか?」を常に考えてメモする(一日最低3つ。)- 復習
一度覚えたものは忘れないように工夫する!(2日後,1週間後,1カ月後が効果的)
9週目(9/26~10/2)
1週間の学習時間
16:05(累積学習時間 132:40)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT18,19,20)
良かったこと・がんばったこと
- コーチング2カ月目の実力確認で受けたHSK4級の模試で250点超えで合格水準!
- 作文:「桃太郎」の翻訳を開始。
なじみのある物語で作文することで、アウトプットへのハードルが少し下がってきた。
反省点・改善点
- 生活が夜型になりつつある。
- 文章の組み立て方の理解がまだ不十分。
HSK4級の模試でも作文の部分だけ点数が低め。
(伸び代がある、とも言う!)

- 次週に向けて
- 文の組み立てができるよう、以下の2点に時間を割く
①関連詞の復習
②昔話の翻訳や、言いたいフレーズの作文- 早く寝て、夜型の生活から脱却する。
Ciiitz実践3カ月目
3カ月目はアウトプットを意識的に行いました。
昔話や童話を中国語に翻訳したり、それを音読して録音し、コーチにチェックしてもらいました。
10週目 (10/3~10/9)
1週間の学習時間
12:25(累積学習時間 145:05)
使用テキスト:
HSK公認テキスト4級(UNIT20)
良かったこと・がんばったこと
- 作文:「浦島太郎」の翻訳を開始。
- 文法について学ぶため、コーチに教えてもらったYouTubeチャンネルを活用

反省点・改善点
- スピーキングは上達せず。「昨日の出来事」のような簡単なお題でもシドロモドロ(^^;)
- 次週に向けて
- 引き続き童話翻訳を続ける
- ボイスメモでスピーキング練習をして、コーチに添削してもらう
11週目 (10/10~10/16)
1週間の学習時間
11:50(累積学習時間 156:55)
作文:童話「浦島太郎」の翻訳
スピーキング:出来事や考えを中国語で喋り、ボイスメモをコーチに添削してもらう。
文法:隙間時間にYouTubeで以下の番組を観る。
①NHKの過去の中国語番:単語・発音の基礎復習用
②羅小黒戦記:単語の言い回しを学ぶ用
使用テキスト:
浦島太郎。以下のサイトでは中国語テキストも有り、勉強にもってこいです。
良かったこと・がんばったこと
- 作文:「浦島太郎」の翻訳完了。少しずつ分の組み立て方が自然になってきた。
- 羅小黒戦記のファンWikiページで中国語字幕を見つけたので、内容理解が捗るようになった。
- 一日一言中国語で喋って、コーチに添削してもらうことを繰り返し、中国語で考える習慣付けをはじめた。

反省点・改善点
- 単語や文法の復習を怠っていたので、小テストがボロボロ…。
特にテキスト前半部の単語がだいぶ忘れてきている(´-`;)

- 次週に向けて
- 童話翻訳とスピーキングの添削は継続して、中国語で物事を考える癖をつける
- スピーキング練習の一環でHSSKの過去問を学習に取り入れる。
- 复习、复习、复习!
12週目 (10/17~10/23)
1週間の学習時間
13:35(累積学習時間 170:30)
作文:童話「かぐや姫」の翻訳
スピーキング:HSK口試初級の問題を中国語で解答、ボイスメモをコーチに添削してもらう。
文法:HSK公式テキストの復習
隙間時間にYouTubeで以下の番組を観る。
①NHKの過去の中国語番:単語・発音の基礎復習用
②羅小黒戦記:単語の言い回しを学ぶ用
使用テキスト:
HSK公式過去問集口試 2013年度版
マイナーですが、スピーキングに特化したHSK試験。
通称HSKK。
通常のHSK筆記試験とは試験内容がガラッと変わります。
良かったこと・がんばったこと
- 作文:「かぐや姫」の翻訳完了。作文すること自体に抵抗はなくなってきました。
- HSK口試(HSKK)の過去問を通じて自分の言いたいことのアウトプットを継続的にできた。
反省点・改善点
- 苦手な単語が覚えられない。
- アウトプットに時間がかかる。
HSK口試験(HSKK)初級の場合、準備時間が7分しかないので、まだまだ時間不足。
そもそも日本語でもアウトプットが苦手なのも問題か…(^^;)
- 次週に向けて
- 童話翻訳と HSSKの過去問は継続して、中国語でのアウトプットに慣れる。
- 10/31で最後のセッションになるので、これまでの学習を振り返る。
①心境の変化
②実践した学習法のメリット、デメリット
③自分に合った学習法は何だったのか- どうしても覚えられない単語は例文ごろ覚える、数をこなす。
13週目(10/24~10/30)
1週間の学習時間
11:50(累積学習時間 182:20)
作文:童話「猿蟹合戦」の翻訳
スピーキング:HSK口試初級の問題を中国語で解答、ボイスメモをコーチに添削してもらう。
文法:HSK4級公式テキストの復習、NHKの過去の中国語番
今週の単語:”并没有”羅小黒戦記より

良かったこと・がんばったこと
- 作文:「猿蟹合戦」の翻訳完了。“就,于是”の用法が分かってきた。
- HSK口試(HSKK)の過去問を通じて「作文→発音録音→発音チェック」のサイクルを回せている。
反省点・改善点
- まだアウトプットに時間がかかる。
HSKK初級では2問で7分の準備時間が与えられているが、今は1問10分ペース… - 発音が似ている単語で引っかかる
⇒”竞争,经常,警察(全品最初のピンインがjing)”など
- 今後に向けて
- 童話翻訳と HSSKの過去問は継続して、中国語でのアウトプットの数をこなす。
- 10/31が最後のセッションになるので、これまでの学習を振り返り。
①心境の変化:アウトプットが億劫でなくなった。
②実践した学習法のメリット、デメリット:
ディクテーション⇒単語の聞き取り能力が一気に上がった、
翻訳、作文⇒スピーキングでの分の組み立ての練習になる。
③自分に合った学習法は何だったのか:ディクテーションが一番効果的!- 今後は音読も取り入れる。
3カ月の中国語コーチングで得られたこと
この3カ月の中国語コーチングでいられたチカラは以下の3つです。
- 継続する力
- 自分に合う勉強法を能動的に考える力
- アウトプットする勇気
1.継続する力
コーチと相談しながら自分で「今週はコレやります!」と毎週宣言するのですが、
自分で決めた手前サボるわけにもいかなので程よい強制力も働き、継続につながります。
一週間の勉強量が大体14時間(2時間/日)をキープ、
1カ月目で累計60時間、
2カ月目で累計130時間、
3カ月で累計180時間を超えました。

中国語教室に通っていた頃は週2回の授業の時間以外はほとんど勉強していなかったので、当時では考えられないほどの勉強量と継続力です。
また、毎日コーチに質問したり、添削を受けられるので、間違っている部分を即修正できる点もとても効率的でした。結果も思っていたよりも早く出て満足です。
開始2カ月で全然歯が立たなかったHSK4級の模試で250点超え!
その後受けた本番のHSK4級も「听力」「阅读」「写作」
すべてのセクション8割越えで合格できました。

2.自分に合う勉強法を能動的に考える力
コーチにオススメしていただいたディクテーション、翻訳、作文、スピーキングは
どれも最初は全くできずに不安でしたが、慣れるに従って定着していく実感が得られました。
また、「テキストを使って机に向かって勉強」だけが勉強法ではないことも大きな気づきでした。
- Youtubeやbilibiliなどの動画や音源
- 中文で造句検索
- スマホの言語設定を中国語にする
- 日本昔話のテキスト
日本の学校教育に慣れていると、勉強といえば教科書を思い浮かべますが、
中国語の映画や漫画、アニメも「興味を持てる」という点では
教科書より遥かに能動的に学べる優秀な教材になります。
3.アウトプットする勇気
中国駐在経験があるのに、全然喋れないのカッコ悪い…と苦手意識が強かったですが、
自分の現状を客観的に見て改善する好循環に入れたのは、コーチングのおかげでした。
「ここが出来てませんよ!」とか「違いますよ!」と人に指摘されると、
間違えてまた指摘されたくない~
と委縮してしまいがちでしが、毎日アウトプットして、
コーチからも毎日例文や使い方を例示してもらいながら、修正しているうちに、
だんだん言いたいことが的確に文章化したり、発音の指摘も減ってきて自信につながりました。
また、アウトプット自体が習慣化されたので、アウトプットすることへの苦手意識がだいぶ薄れました。
この実践記を通じて中国語コーチングCiiitz(シーズ)に興味を持って、具体的なサービス内容や料金を知りたくなった方は以下の記事をどうぞ~(=゚ω゚)ノ
>>ゼロから3ヶ月でHSK3級合格!オンライン中国語コーチングCiiitzを徹底解説
実際にどんな人がコーチに付くのか気になる、話を聞いてみたい、という方はCiiitz(シーズ)が定期的に開催しているセミナー(主に公式Twitterで告知)や、以下の無料カウンセリングに申し込んでみてください。
カウンセリングを申し込んでも、必ずしも入会する必要はありませんので、ご安心ください。
\申し込みは簡単30秒!/
(=゚ω゚)ノ再见!!
|彡サッ